東のバンコク日録

東のバンコク日録

バンコク駐妻の日録です。

コムローイ①

2017年5月5日(金)雨のち晴れ

今日から二泊三日でHISのコムローイツアーに参加。

コムローイとは、塔の上のラプンツェルのラストに近いあのシーンのモデルになったと言われている、灯篭上げのお祭り。本来は11月の満月の夜に長い長い儀式の一環として行われるのだが、これはHISが政府に許可をとって特別に開催しているもの。開催は今年で2回目。

 

朝は豪雨。ヒヤヒヤしたが昼には上がった。

13:10ドンムアン空港発。

ノックエアーの飛行機。

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シートベルトの着用を促す説明書き。服装がお洒落。

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チャラい。

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機内食。というか間食。しかしなかなか美味しかった。

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ペットボトルのカモメが可愛い。

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14:45チェンライ空港着。出入口正面で女の子が踊ったり演奏したりしていた。

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コムローイの会場は、タイ、ラオスミャンマーの国境が接するゴールデントライアングル。

バスでゴールデントライアングル至近のインペリアルゴールデンホテルに向かう。所要時間1時間ほど。

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HISのタイ人のガイドさんが同乗。日本語がそこそこ上手い。チェンライという名前の由来は、チェン〔都〕ライ〔昔の王様の名前〕とのこと。

道中、岸の向こうがラオスですとの説明。

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ゴールデントライアングル付近の街並み。

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16時頃着。

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フロント。

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お部屋。

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17:30まで自由時間。ホテルから徒歩五分のゴールデントライアングルパーク。

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手前がタイ、右手がラオス、左手がミャンマー

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国境は川の中にあるのだが、この船は今どの国の領域を航行しているのだろうか。

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このような看板がいたるところにある。

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巨大な金の仏像と、

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巨大な金の卒塔婆のようなものと象。コンセプトが謎すぎる。

近辺の街並み。

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さらに南のワット・プラ・タット・プーカオにも足をのばした。

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長い階段を登って、

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お堂の中に仏像がいくつか、

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破壊された仏像もあった。

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なんだか異臭がすると思ったら、

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ジャックフルーツの木だった。

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17:30から縁日。

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入口で、近隣の山岳民族の衣装を着た女性が、

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白い花のレイをかけてくれる。

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ゲートの向こうには、様々な催しがある。

伝統的な遊び。

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象の餌やり、

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ダーツで風船を割る。全然まっすぐ飛ばない。

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テニスボールを投げて空き缶を倒す。これも難しい。

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射的。

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これは夫が上手かった。戦利品。

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金魚すくい。金魚はこれから三日間、生き延びられるのか。

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コマ回し。

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紐を巻いて回すのだが、なかなか立たない。

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18:30から食事。すごい人。

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食事はブッフェスタイル。右手と後方の2箇所に設置。

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カオソーイもあった。

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テーブル。

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食事が始まると、前方の舞台でお笑い芸人さんがMCを始める。

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左からぼんちきよし、あっぱれコイズミ、はなずみ(敬称略)。

彼らは吉本興業の「住みますアジア芸人」という企画でタイに移住している。左の2人は丸2年、右端の人は丸1年、バンコクに住んでいる。少し調べたところによると、最初のうちは、電気水道なし職なしと、かなり過酷な生活を強いられていたらしい。これからも頑張ってほしい。

 

さらに舞台では、山岳民族の踊りが披露される。

①グローンサバットチャイ

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戦争の前に行われる踊り。雨乞いの意味もあるらしい。今やったらまずいのでは、と芸人さんも言っていた。旋律はなく、シンバルと太鼓と銅羅のシンプルな音楽。

 

②ホンナカークフンチャート

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これはチェンライの古代王朝、ランナーの美術としての踊り。ミャンマー王朝のダンスに影響を受けている。ミャンマーの服装をしている。操り人形のような動きが特徴で、首に掛けている布を糸に見立てて操る。音楽はカンボジアの伝統的な舞踊、アプサラに似ている。

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操る側は金色の面をつけており、人形側も白い面をつけている。

 

③ラバムルアムパ

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山岳民族が自分たちの文化を示すもの。二胡のようなゆったりした音楽で、動きもゆるい。

踊りが可愛い。

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右から、

アカ族
モン族(この2つは解説がよく聞こえなかった)
カレン族ミャンマー系)
ヤウ族(顔が赤い、中国系、美人が多く肌が綺麗)

 

④ホンラオ

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メコン川のナーガ(蛇神)崇拝。音楽は、速くなったり遅くなったりし、低音がきいていた。

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⑤フォンノック

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ギンノットギンナリーという半人半鳥の神様が仏様のために踊るダンスを真似たもの。音楽は神秘的な感じで鳥の鳴き声入り。

後半、黄色の動物が出てきた。

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結構激しく踊る。

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終盤は舞台から降りてきて、口をカパカパいわせて客に絡んでいた。

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そしていよいよコムローイ。

場所を少し移動する。

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蝋燭を挟んで2人で向かい合って立つ。

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ランタンは1組につき3つ。

最初に見本を見て、その後皆で。袋の部分を広げて、中心のドーナツ状のものに火をつける。ポイントは、袋を隅までしっかり広げること。

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袋内の空気が十分温められて浮力を持つまで待つ。結構時間がかかる。持っている手は結構熱い。

簡単に燃えそうだなと思っていたら、早速隣の子連れの方のランタンが燃えていた。風に乗ってこちらに流れてきたので慄いた。スタッフが着地したものを踏んづけて消火。

MCの合図で一斉に空に放つ。

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歓声が上がる。

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ゆらゆらとゆっくり上がっていくのがまた美しい。

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風に乗って、ミャンマーの方へ飛んでいった。

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ミャンマーから苦情が来ないだろうか。

これを3回。途中で袋に燃え移って墜落するものもある。「消防車も呼んであるので大丈夫です」とのこと。

最後の1つ。

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始めはうまく飛ばず横に流れていたが、

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最後はきちんと上がっていった。

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とても綺麗だった。良い経験をした。

 

少数だが日本から来ていた人もいた。北は仙台から、南は沖縄から。また機会があったらぜひ参加したい。