東のバンコク日録

東のバンコク日録

バンコク駐妻の日録です。

サムイ島③と財布紛失

2017年6月19日(月)晴れのち雨

ホテルのレストランで朝昼兼用ごはん。

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アーチをくぐって、ぐるりと歩く。

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到着。 

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パンやフルーツ、ハムチーズもあるが、タイカレーもある。

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干潮だったのか、とても遠浅なビーチが見えた。

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レストラン前にはプール。

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今日は泳がずゆっくりしようと決め、のんびりHin Taa Hin Yaay(岩 おじいさん 岩 おばあさん)へ。

ソンテウは簡易バスのような扱いで、既に客が乗っていても方向が同じなら乗せてくれる。先乗していたファランはNa Muean滝へ行くと言っていた。

乗る前に値段交渉をする。チャウエンビーチ北側のホテルからヒンタヒンヤイまで1人300THB。フロントで聞いた相場どおり。

座席。

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天井の止まれボタン。f:id:jasminchef927:20170624001106j:image

ソンテウを降りて、運転手に教えられた道を行く。本当に海に続いているか、不安になる道。

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なんと門が見えてきた。

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地球の歩き方によれば、この辺りはココナッツキャラメルが有名らしい。

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縦に長いのがおじいさん岩。

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この大きいのがおばあさん岩。

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じんわりと暑いので喉が渇く。ジェラート屋さんで休憩。

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3つで250THB。ノーケミカルとのことで、とても美味しかった。

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ヒンタヒンヤイを離れ、少し北へ歩いてSivatara滝へ。

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入場料1人50THB。展望台までのケーブルカーに乗るなら1人200THB。展望台まで自力で行くことにする。

一応の目当てだった滝は小さく、遠い。

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「フィッシュスパ」。ここの魚はエラワンの滝のものに比べて小さいが、食いつきが良い。お隣の方の足。

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展望台まで、整備された道を行く。

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看板が、keep going→keep climbing→never give up と微妙に励ましてくる。

ちらっと見えたケーブルカー。

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そして到着。

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いい眺め。

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とてもワイルドなジップライン。きちんと整備されているかとても不安。

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下から見えていたラマイビューポイントの文字。

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カフェもある。自力で登ったご褒美にドリンクを飲む。

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右はジップラインの器具なのだが、左のY字型の木は何なのか。まさかこれで滑り降りるわけではあるまい。

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帰りはタクシーをシェアしてチャウエンビーチ中程のショッピングモール、セントラルフェスティバルまで戻ってきた。料金は合計400THB、その半額を支払った。

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その後、夫が財布をなくしたことに気が付いた。中にはクレジットカード2枚と現金1万バーツ。タイでは千バーツ札が最高額紙幣で、1万バーツだとそれが10枚なので結構な大金。気づいたのはホテルに着く直前。

動転しながらここまでの自分達の行動を振り返る。サムイ島南東部にあるラマイビューポイントでドリンクを飲んだ時には財布はあった。その後、ホテルに戻るため、タイ人白人カップルとシェアしてタクシーに乗った。彼らの目的地は私たちのホテルより手前にあるセントラルフェスティバルだったので、そこで一緒に降りた。

その時、夫はタクシー代を払おうと思って財布を出したらしい。結局、小額紙幣を持っていたのは私だったので私が払ったのだが、夫はその後財布を鞄にしまった覚えがないと言う。ということはタクシーの中だ。

 

取り戻すのはほとんど不可能に近いと思った。しかし打てる手は打っておきたい。

確かソーソートーのテキストに、タクシー内に忘れ物をした場合、交通情報専門のラジオ局に電話してラジオで放送してもらうとよいとの記載があったような気がする。とりあえずホテルに相談しようとフロントへ急ぐ。しかし、バンコクと異なりサムイ島にはそういったラジオはないと言われた。フロントの方に、タクシーのナンバーを覚えていないかと聞かれたが、こんなことになると思っていなかったので当然覚えていない。

絶望しながら次の策を考える。もしタクシー運転手に良心があれば、私達との最後の接点、セントラルフェスティバルに戻ってくるだろうと思いつく。可能性はとてつもなく低いとは思ったが、ホテルでぼんやりしているよりは有意義だ。ホテルのフロントに相談して送迎車を出してもらい、セントラルフェスティバルまで戻る。

タクシーを降りた場所はセントラルフェスティバルの西側。周囲を見回したが、私達が乗ったタクシーはいなかった。しかし、タクシー手配所のようなものがあるのを発見。

すがるような思いで、財布をタクシーの中に置き忘れたこと、タクシーはセダン型で、上部黄色、下部赤色のツートンであったこと、ラマイビューポイントから乗って、ここで降りたこと等を伝え、財布が届いていないか尋ねる。届いていない。ここでもナンバーを覚えてないかと聞かれたが、心底無念なことに覚えていない。

 

この時点で17:30。飛行機は19:45発。焦りながら、ここに来る道中で「1.5㎞先、Bo Phut 警察署」という看板を見たことを思い出す。念のため夫にセントラルフェスティバル前で待ってもらうことにし、1人で警察署へ。

よくわからなかったが入って右手の「ツーリストポリス」との記載がある部屋に入る。制服を着た警察官に、財布をタクシー内に置き忘れたことを訴える。真っ先に、ナンバーを覚えていないか聞かれる。一片の記憶もないことが本当に悔やまれる。警察官からタクシーの外観、乗った場所、降りた場所、それぞれの時刻、内容物、連絡先を聞かれ、紛失届を作成してもらった。警察無線でどこかの警察署に届いていないか問い合わせもしてくれた。

こちらがタイ語だったためか好意的ではあったが、全体的にヘラヘラした感じで、動作が遅い。あまつさえナンパまでしてきた。内心ブチ切れながら紛失届の控えをもらってセントラルフェスティバルに戻る。

 

タクシー手配所の方々から、サムイ島のタクシー運転手のFacebookページに財布置き忘れの件を投稿したから、運転手が見つけたらここに持って来るだろうと言われる。そんなものがあるのか。見つかったら持って行ってやるからホテル名とルームナンバーを教えてほしいと言われたが、私達はこれからバンコクに帰らねばならない。一応ホテル名を伝え、見つかったら私達に電話してほしいと伝えて、電話番号を交換した。

 

わずかな望みをかけて手配所でしばらく待とうとしたが、ホテルの送迎車の運転手が、他の人の送迎があるので戻らねばならないと言う。手配所の方々が、財布が見つかったらホテルに届けるからと言ってくれたのでホテルに戻る。ホテルのフロントで、クレジットカード会社に電話をかけ、利用を停止。

ホテルを出なければならない時間になったが電話はなかった。搭乗手続中も電話はなかった。やれることは全てやったのだから諦めようと努めた。

 

21:00過ぎ、バンコク着。機内モードを解除して携帯を確認したら、タクシー手配所の方から5件、ホテルから1件、不在着信が入っていた。

期待半分、これを諌める気持ち半分でタクシー手配所に電話をかける。財布が見つかったという。信じられなかった。心からのお礼と、ホテルに持って行ってほしい旨伝えて電話を切る。

次いでホテルに電話をかける。フロントの方曰く、タクシー手配所があなたに電話をかけたが、繋がらないので困ってホテルに電話してきたのだという。電話のお礼と、手配所には財布をホテルへ持って行くようお願いしたのでバンコクに送ってほしいと伝える。

ここで、フロントから、タクシー運転手にお礼を言うようにと電話番号を教えられ、またお礼としていくらか払うとよいと言われる。いくらが妥当かと聞いたら、500THBと。私達も妥当な金額だと思ったので、財布が届いたら財布の中の現金の額をチェックした上でその中から払ってもらって構わないと伝える。

これからフロントがタクシー運転手に電話をかけて財布受け渡しの打ち合わせをする、財布が届いたらまた連絡する、と言われる。お礼を言って電話を切る。

空港を出て車に乗り、ホテルからの電話を待っていたが来ない。ここでタクシー運転手の電話番号を聞いたことを思い出す。お礼を言うために電話をかけたが早口でわからない。やむなくうちのタイ人運転手に代わりに話を聞いてもらう。電話口にいたのはタクシー運転手本人ではなく、サムイ島のタクシー協会の方だった。今財布はタクシー協会が保管しており、明日の午後2時に、財布をホテルに持って行くことになったとのこと。日本的な感覚だと、財布が届く日時についてホテルから一言連絡が欲しいと思ってしまうが、ホテルとしては実際に財布を受け取ったら連絡すればよいと思ったのだろうと自分を納得させる。

 

うちのタイ人運転手によると、サムイ島は小さい島で観光が重要な資源なので、タクシー協会がタクシーをきちんと管理しているとのこと。サムイ島タクシー協会のFacebookの話をしたら検索して見せてくれたのだが、運転手達が試験だか講習だかを受けているらしい写真が載っていた。協会に加盟しているタクシーは、赤色と黄色のツートンでドアのところに緑色の楕円のシールが貼ってある。サムイ島のタクシーは、ほとんどが赤黄のツートンだった。少数派のタクシーに乗らなくてよかった。

 

サムイ島のタクシー手配所を去るとき、タクシーの運転手らから「今後はタクシーに乗る前にナンバーの写真を撮るとよい。」と言われた。おっしゃるとおり。心に刻んだ。

今回、タクシー手配所の人と話すのも、警察と話すのも全部タイ語だった。ありがとうソーソートー