〜がほしいと料理教室①
2017年2月16日(木)晴れ
タイ語には、〜がほしいという言い方が2種類ある。
①yaak daay
一般的な言い方
②mii daay
ア 人(友達や子供など)がほしいとき
イ これまでに得たことがないものがほしいとき
語学とは関係ないが唐辛子ジャム(phrik jam)の話があった。
タイには唐辛子のジャムがあり、タイ人は唐辛子のジャムを食パンに塗って食べるらしい。辛いがきちんと甘みもあるらしい。放課後、トップスマーケットで探したが見当たらなかった。辛いもの好きな方がぜひ試したいと言っていたので、食べたら感想を聞きたい。
お昼からはお待ちかね、料理教室。去年コウケンテツさんも来たという有名どころ、ケィー先生の料理教室。ソイ41。
5回分で3500THB。週ごとにメニューが変わり、1週間のうち好きな曜日に行く。5回目は市場見学。
今日のメニューは以下のとおり。
・プーパッポンカリー
・パットパックブンファイデーン
教室内の様子。
必要な調味料が多い。しかも日本では見たことないものばかり。
後ろの列、右から順番に、
・シイイウカオ→椎茸醤油。子供印のブランドは、タイで最も人気のあるブランドとのこと。
・マッキーソース→シーズニングソース。タイではよく炒め物に入れるらしい。少しにおいがある。
・オイスターソース→おばさん印のものは、タイで最も古く、良いブランドとのこと。図らずとも私が買ったものと同じ。
・ナムプリックパオの油→唐辛子のオイル。ラー油のように真っ赤だが、ほとんど辛くない。タイでは色付けのために使う。確かにプーパッポンカリーはラー油のような赤い油が見えるのに辛くないなと思っていた。こちらのメーカーでも良いとのこと。
前列右から、
・ミルク→カーネーションというブランドのもの。牛乳と豆乳が混ざったものらしく、薄い茶色。牛乳でも可。
・砂糖→タイ語だとナムターンサイ
・カレー粉→このブランドが良いとのこと。
・片栗粉(砂糖の後ろにある)
作り方は簡単。野菜を切って、調味料を混ぜて、炒める。以上。
次にパッパックブンファイデーンの調味料。上記と被っているので違うものだけ写真を。
・タオジョウ→大豆の味噌。日本のものと異なり大豆の粒が入っている。
・シイイウカオ
・オイスターソース
・砂糖
オイスターソースだけではなかった。
空芯菜を切って調味料と合わせて炒める。以上。
いずれの料理もにんにくを潰すという過程があり、専用の石臼がある。教室でも売っていた。400THB。持ってみたら結構重かった。
できあがり。お店と同じ味がして、感動した。
習ったら即実践。帰りに、スーパーを3つ回って調味料を買い揃えた。
右から4つ目のマッキーソースは、メーカーは同じだが教室で使っていたものとはちょっと違う。店員に聞いたところによれば、そのまま目玉焼きにかけたり、エビをつけたりすることができるとのことで、炒め物のイラストが書いてあるものと同じらしい。しかし用途からすればおそらく教室で使っていたものより味が軽めと思われる。
カニのむき身が高かったので、エビで。タイはエビが安い。
クンパッポンカリー。
パッパックブンファイデーン。
プーパッポンカリーを作れるようになって大満足。毎週楽しみ。
類別詞とピラティス
2017年2月15日(水)晴れ
今日は類別詞。これがややこしい。
日本語で物の数を数える時の「個」「台」「棹」にあたるものだと思われるが、法則が謎。
たとえばtuaは、動物・服・椅子や机に使う。理由は、どれも手足があるから。言わんとすることはわかるが、なぜそのくくりにしたのかは理解できない。
ex. sua soon tua 2枚のシャツ
それからlanは建物に使うが、ピアノにも使う。理由は屋根があるから。確かにあるが。
さらにdookは花に使うが、鍵にも使う。理由は形が蕾に似ているから。似ているか?
このように類別詞は複雑なので、タイ人もしばしば分類を忘れる。そして全てanで済ませるらしい。anは小さくて不特定のものに使う。例としてテキストに上がっているのは眼鏡とテニスラケット。法則がわからない。
お昼は家で食べて、ピラティスへ。コースを申し込んだ。喜ばしいことに受講生が5人に増えていた。
まだ全ての動作をスムーズにこなせない。頭を持ち上げるのが意外と辛い。
エムクオーティエに、故プミポン国王への敬愛に満ち溢れた新しいモニュメントができていた
Forever in our Hearts. Forever our King.と書かれている。
カンボジアのブログを書ききった。疲れた。
バレンタインと葵
2017年2月14日(火)晴れ
タイのバレンタインは、配偶者や恋人に限らず、友達や家族に対しても贈り物をする日らしい。贈るものは、花、お菓子など。家族を大切にするタイらしい。
学生は、お菓子を学校に持ってきてはいけないので、ハートマークのシールを貼り付け合うらしい。謎。
今日は数字の単位。
十 sip
百 rooy
千 phan
万 muun
十万 seen(千だったらよかったのに)
百万 laan
それから形容詞の用法。タイは英語のbe動詞にあたるものを入れないことがあるので、名詞+形容詞の形容詞が、①名詞の修飾語である場合と、②述語である場合と2通りある。
①khon suay 美しい人
②raan nii aroy この料理は美味しい
お昼は夫の部署の奥様方とランチ会。本帰国される方の送別会なので、ちょっといいお店で。エンポリアム3階にある日本料理屋さん、葵。和気藹々として楽しかった。
帰ってきたら大量の洗濯をして、旅行に持っていったものを元の場所にしまう。片付けまでが旅行。
カンボジア旅行③
2017年2月13日(月)晴れ
最終日はベルトラで頼んだツアーで郊外遺跡をまわる。日本語ガイド付き。
①バンテアイ・スレイ
女の砦、という意味。主に赤色砂岩とラテライトで作られており、東向きなので特に午前中は赤く燃えるように見える。
ここはシヴァ神とヴィシュヌ神に捧げられた寺院であるため、彫刻もこの二神に関するものが多い。
ヴィシュヌ神の妻、ラクシュミーが象の聖水で身を清めているところ。
牛に乗るシヴァ神とその妻パールヴァティー。シヴァ神は大体妻と一緒におり、しばしば牛に乗っている。
南東の小高いところから、中央祠堂を一望できる。
南塔の、東洋のモナリザと呼ばれる美しいデバダー。開口部に向かって右側がそれ。
作家のアンドレ・マルローが盗掘しようとして逮捕された曰く付きの彫像。
iPhoneではこれが限界。
北塔の開口部向かって左側にある、同じく美しいデバダー。これが限界。
出口のところで、楽隊が演奏していた。遺跡の近くには大体こういった楽隊がいる。ガイドの方曰く、彼らは障害者らしい。
②クバール・スピアン
川の源流、という意味。川の中に彫刻があり、上流まで1.5キロほど歩く。
最初は平坦。
徐々に険しくなってくる。
道中にはこんな巨岩や、
カエルに見えるという巨岩もあった。
横道にも、消えかけている彫刻がある。
見えにくいが人が何人か並んでいる彫刻。
彫刻のある上流に着いた。疲れていて頭が回っておらず、全体像がない。乾季だったので川は細々としており彫刻は露わになっていた。
これはレプリカ。
他にも彫刻が。
川の透明度はそれなりに高く、茶色に見えるのは苔の色だそう。
遺跡とは全く関係ないが、なんとパイナップルが生えていた。
ここまでくるともはや執念しか感じない。
牛に乗って婚礼に向かうシヴァ神とその妻。
少し下ったところにある滝。
ガイドの右腕に縫い付けられた印が気になったので聞いたところ、シェムリアップのガイドの資格を有することを証するものらしい。アプサラ基本形。
お昼はお弁当が付いている。クメール風らしいが、日本のお弁当という感じ。
③ベン・メリア
花束の池という意味。ここはラピュタに似ているということで日本人に人気がある遺跡。ここはアンコールチケットとは別にチケットが必要。5ドル。
南門は崩壊しており、ここから入ることできない。
その横の、もとは入り口でもなんでもない塀が崩れたところに木材の階段が設けられており、そこから入る。遺跡内には木製の回廊ができており、基本的にそこを歩く。瓦礫の上を歩けるかと期待していたので、少し残念。
塀はもう物の見事に崩れきっている。
ここは見つかった当時の状態で保存されている。森に飲み込まれつつある雰囲気が売りらしい。
塀を押し上げている根。塀が湾曲してしまっている。
木が絡まる塀。
かつて屋根があった回廊。アンコール遺跡の屋根は、このように石を少しずつずらして作られている。
偽窓。
ラピュタの音楽が頭の中を流れる。
これは蓮の花の彫刻なのだが、ガイドさんが日本人には怒ったアンパンマンに見えるらしいよと言われたため、もうそういう風にしか見えない。
木製の回廊はこんな感じ。
当時彫刻した人が見たらショックを受けるであろうと思われる。落ちている石材。
なぜか綺麗に残っているナーガ。
最後にさらっと見たところだけど、これはもう完全にラピュタ。
前評判どおり素晴らしかった。
ホテルに帰ったらシャワーを貸してくれた。Nita by Voはとってもいいホテル。
カンボジア旅行②
2017年2月12日(日)晴れ
ホテルの朝ごはんは、大陸風、アメリカ風、アジア風の3種類から選べる。
大陸風: パン+パンケーキ+フルーツ
アメリカ風: パン+シリアル+ベーコンエッグ
アジア風: 炒めた麺+スープ麺+お粥
どれも炭水化物がすごい。それぞれフルーツジュース及び珈琲又は紅茶がつく。
フルーツジュースが美味しい。おかわり自由。
炒めた麺。
スープ麺。
お粥。
塩卵、干し魚、沢庵のような漬物。干し魚は鮭で、美味しかった。塩卵はちょっと馴染めない味がした。
朝ごはんを終えて、トゥクトゥクで出かける。
遠くに見える中央塔。
参道入口のナーガ。
西塔門。すごい人。
壁には精巧な彫刻。
これを作れと言われたら気が狂う。
回廊は、やはり恐ろしいほどまっすぐ繋がっている。
西面南側、インド古代の叙事詩『マハーバーラタ』の戦闘場面。カウラヴァ軍とパーンダヴァ軍が衝突している。
戦闘へ赴く象。昔は象が重要な戦力だったらしい。
真ん中の黒いところにクメール文字が書かれている。
連子状窓。アンコール遺跡の窓は、素通しか連子状窓のいずれかがほとんど。
南面東側は、天国と地獄の詳細な描写。天国に比べて地獄は詳細に描かれている。
天国。
地獄へ落とされる人々。
全身に釘を打たれている人。
東面南側は、乳海攪拌。乳海攪拌とは、ヴィシュヌ神の化身である大亀(クールマ)の背に乗せた大マンダラ山を、両サイドから神々と阿修羅(神に対する悪神)が大蛇(ヴァースチ)の胴体を綱として引き合い、綱引きをしながら海中をかき回すという攪拌が千年も続き、海が乳海となって神々が生まれたという創生神話である(地球の歩き方より)。
ヴァースチを引き合う。
写真中央下、中心部の大亀。
サルの神様、ハヌマーン。
第一回廊を外から。
第三回廊へ登る。第三回廊は一度に100人しか入れず、長蛇の列。係員からパスを受け取って階段を登る。
本来の階段は急勾配で危険なため現在では木製の階段が作られておりこれを登るが、これもかなりの急勾配。
元々の階段は段が異常に狭い。
登ってみると、アンコールワットが森の中にあることがよくわかる。
美しいデバダー。
彩色が残っている唇。
入ってきた西参道が見える。これまた恐ろしいほど一直線上にある。
祠堂の中の仏陀像とその前の銅羅。銅羅を見てmoonと思ったあたり、タイ語に随分毒されている。
作りかけのデバダー。
階段を降りて帰る。下りの方が怖い。
営業時間。
第三回廊側から見た、第二回廊の彫刻。かなり立体的。
第一回廊と第二回廊の間の十字回廊には、胸を叩くとエコーが響く空間がある。
みんな胸を叩いている。
本当に音が響く。声は響かないので、周波数が低い音だけが響くのかもしれない。
結構狭い空間。
帰り道、水に映るアンコール・ワット。
②バイヨン
アンコール・トム(大きな町)の中央に位置するバイヨンは、宇宙の中心と言われる。
入口の東門から。
ここは観世音菩薩の四面塔が数多くある。
ここも壁にはびっしりと彫刻がある。
なぜか木の陰に白鳥がいた。
トゥクトゥクドライバーが、バイヨンは特別な場所だと教えてくれたが、なぜかあまり感銘を受けなかった。
③タ・プローム
遺跡を侵食する榕樹が多くあることで有名。
参道脇のナーガ。
ナーガは座りやすい位置にありまた座りやすい形をしているので、大体こういった注意書きがある。
遺跡を侵食する榕樹の数々。
連子状の偽窓。
参道の修復前後。
お昼はタ・プロームの近くのAngkor Khmer Kitchenで。
ナスと豚ひき肉の炒め物。
海鮮の生胡椒炒め。
お味は普通。
④タ・ソム
入り口で見た(おそらく)軍鶏の雛。
入口。
髪を絞るデバダー。
作りかけの偽窓。
ここは材料難だったそうで、3種類の石材が混在している。
倒れそうな壁。
崩壊している内部。
こちらの榕樹も見事。
内側から。
帰り道、先ほどの雛の親と思われる軍鶏。
一度ホテルに帰って休憩。ウェルカムフルーツのランブータンを食べた。ライチや龍眼に似ているが、もちもちしていてあまり好みではなかった。
ちなみに龍眼もあったが、前に食べたタイのものより随分と果肉が薄く、種が透けて驚くほど黒く見えた。
夜はクーレンⅡでアプサラを見ながらのディナー。
最初は楽隊。吊るし木琴のような楽器が気になる。
1つ目の演目。両手に木のお椀を持った男女がお椀を打ち合わせながら踊る。
ハヌマーン役の身体能力が信じられないくらい高い。
3つ目の演目。魚獲りの歌。これも恋物語。
4つ目の演目。これも神様の恋物語。
このポーズはアプサラ基本形らしく、何度も出てくる。
手がありえないほど反っている。
5つ目の演目は女性のみ。
手の反り。
アプサラ基本形。
みんなでアプサラ基本形。
最後に勢ぞろいして、終わり。
帰りにナイトマーケットに寄った。
品質のよくわからない宝石店や、クロマーやアリババパンツを売っている衣料品店がいくつもあった。
店員は日本語が上手で、「オネイサーン、カンボジアノ経済ノタメニ買ッテッテー」と言っていた。
それからパブストリートへ。ドクターフィッシュ。小さく見えてしまう。
design restaurantで一杯だけ飲んで、帰る。
明日は郊外の遺跡へ。