シンガポール①
2017年7月8日(土)晴れ
今日は三宝節、10日が振替休日になってタイでは三連休。三宝節とは、仏教徒がブッダの最初の説教(初転法輪)を讃える日だそう。三宝とは仏・法・僧。
連休なので旅行へ。行先はシンガポール。7:10発の飛行機に乗るため4時に家を出る。誰もいないだろうと思っていたらロビーに人がいて慄く。
機内でもらう入出国カード裏の下部に、迫力ある文言。
10:10シンガポール到着。チャンギ国際空港の到着フロア入口。たくさんの外国語表記。右端の文字はシンガポールの公用語であるマレー語かタミル語。
そして普通に日本語表記がある。そんなに需要があるのだろうか。
タイからの便はターミナル1に到着。
街へ出るMRTに乗るため、スカイラインでターミナル3に移動する。
看板に「MRT」の文字を探しながら、エレベーターで2階に上がって棟を移動し、さらに地下2階に下りる。
途中で両替商に寄る。確か1階にあった。今回の旅はクレジットカード払いを基本にすると決めたので最低限。1万バーツを約390シンガポールドルに両替。
MRTに到着。チケット販売機でスタンダードチケットを購入。
ペラペラの紙に見えるが磁気製で、Suicaと同じようにチャージできる。チャージの際は、機会中央の緑色の突出部分にカードを置く。
本当にペラペラの紙に見えるのだが、改札にタッチするとちゃんと通れる。
かなりしっかりした作りのホームドア。
電車内の座席は目に鮮やかな赤のプラスチック。
タナメラ駅で向かい側ホームの電車に乗り換え。親切な人が教えてくれた。
電車内のスピーカー穴の配置が可愛い。日本は同心円状だったと思う。
Lavender駅に到着。空港から一本で行けるという理由で選んだArcadia Hotelはこじんまりしたホテル。実際には乗り換えがあったが。
荷物を預けてお昼ご飯を食べに街へ出る。かなり大きい交差点だったが押しボタン式。
そして歩行者信号は青になってから点滅に切り替わるまでが早く、点滅時間は日本と比べると長いがちょうど横断歩道を渡り切れるくらいの時間しかない。
タクシーに乗ったので、すかさずナンバーを撮る。羹に懲りて膾を吹いている感があるが用心するに越したことはない。
お昼ご飯。ラッフルズホテル近くにあるシンガポールチキンライスのお店、Sin Swee Keeへ。
冒頭がSinではなくZhengだがカッコに入っているし後半は同じだからその店だろうと早合点して入店。
シンガポールチキンライス4.5SD。なぜか別盛り。
ローストチキンライス5.5SD。
お味はなかなか。タイで食べたものとそんなに変わらない。
しかし会計後店を出て50mほど歩いたところでSin Swee Kee「新」瑞記を発見。さっきの店は「正」瑞記で別の店だった。
悔しいので、こちらにも入った。店内。
シンガポールチキンライス7SDをシェア。スープを2杯くれた。優しい。
こちらのスープはきちんと鶏肉と、それから大根の味がした。チキンライス自体はそんなに差がなかったかも。
今夜はナイトサファリ。Safari Gateが運行するバスで行く。片道7SD、往復12SD。調べたところによるとタクシーだと30SDくらいかかるらしいのでバスを選択。
事前に購入するにはPaypalを使う必要があったが私はアカウントを持っていないので、今回は現地のダックツアー窓口で購入。ショッピングモールSuntecの西側。
この看板の先にある。
窓口。
レシートのようなペラペラのチケット。下半分が行き、上半分が帰り用。
ナイトサファリ行きのバスは本当は18時からの運行なのだがその時間だと入園がとても遅くなるので、普通の動物園行きの16時発のバスに乗る。
後でわかったのだが、帰りのバスの時刻は微妙に変更されていたので、着いたらダックツアーのスタッフに確認した方がいいかもしれない。
ここで待つ。
なんだか禍々しいバスが来た。
車内。広い。
なんとお客は私達の他にもう1組だけ。所要時間は30分ほど。
ナイトサファリに到着。ナイトサファリ用のバスではないせいか、対岸に下ろされる。
帰りのバスはここから乗る。出発時刻の10分前に来れば良いとのこと。
開園は17:30。17時過ぎに対岸に渡ると、ショップは開いていた。
鞄詰めの狐。可愛い。
カチューシャ。ホワイトライオンだけコンセプトが違う。
まだシャッターが閉まっている入口。
シャッターはよく見たら目があった。
17:30になり、シャッターが開く。入って正面のチケットカウンターへ急ぐ。
ナイトサファリは入園時間が決められており、19:15から1時間おきに決まった人数しか入れない。
公式サイトからチケット購入すると事前に入園時間を予約できる。ただし割引率は5%。
私達は、voyaginというサイトから25%引きでチケットを購入した。このチケットは入園時間の予約ができない。そのため、開園と同時にカウンターへ行き、できるだけ早い入園時間を予約する必要があった。
が、最初の入園時間19:15はすでに完売。スタッフに聞いたところによると、公式サイトからの分で売り切れてしまったらしい。
仕方がないのでその次の20:15で予約。
さらに左後ろのトラム予約センターへ。英語のトラムなら予約は不要とのこと。10SD/人支払えば、マルチランゲージトラム(他言語翻訳機能付きトラム)に乗れる。英語トラムで構わないと思っていたのだが、なんと、マルチランゲージトラムのチケットを購入した人は、トラムの予約時間にかかわらず、19:15に優先入場できるとのこと。入園する時も、トラム乗り場に近い専用の入園口に案内される。知らなかった。HPに書いておいてほしい。
確かに説明用紙にはExpress Tramと書かれていた。
帰りのバスの最終は22:30なので、19:15に入れても3時間しかいられない。できるだけ早く入園したかったので、マルチランゲージトラム20:00のチケットを購入。写真に写っている19:45は色々話を聞いているうちに売り切れた。公式サイトから購入したのとほぼ同じ金額になってしまったが、日本語解説によって理解が深まるであろうから良しとする。
入園チケット。上質な紙でデザインも素敵なのだが、入園時に回収される。
専用入園口。
入園前に腹ごしらえ。シンガポールチキンライスを食べ過ぎたので軽めに。フードコートスペースの手前にあったSafari Sizzlesでホットドックとサラダラップを購入。
19:15。普通の入場口に並ぶ、思わずうめくほどの人、人、人。
19時に、普通の入園口の右前でトゥンブアカ・トライバルショーが始まった。トーチと火吹きのショー。
火を食べている。
火炎放射。
19:15入園。園内には四つのトレイルがある。一番近くて小さいワラビートレイルへ。写真は困難を極めた。
フクロギツネ、が白い円のあたりにいたはずなのだが、目を凝らしても何も見えない。
フクロモモンガ。たくさんいて、活発に動き回っていた。
途中で引き返してトラムへ。マルチランゲージトラムが来る5番乗り場。
トラム乗車。
配られたイヤホンを機会に挿して、言語を選択。
翻訳感のある日本語だったが、内容はなかなか面白かった。ナイトサファリは単なる動物園ではなく、絶滅危惧種の生態観察等の研究を行っているとのこと。 写真は惨憺たるものだったので、明度を目一杯上げて個体が確認できるものだけ。
フラミンゴ。
ホワイトライオンのつがい。
ヨロイサイ。
ゾウ。暗視カメラか、というレベル。
どの動物も柵はほとんどなく、川で人間・動物間を分けている。
ブチハイエナが五匹ほど崖に並んでこちらを見ていたのを可愛いと思ったが、自然界だったらたぶん捕食されていた。ちなみにブチハイエナはディズニーのライオンキングに出てくるハイエナ。鳴き声が人間の笑い声に聞こえるためワライハイエナとも言う。
あとはバクが思ったより大きく、豚のようだったのが少しショックだった。
あっという間に約40分のトラムが終わり、トレイルへ。
こちらを見ているトカゲの類。
ワラビー。
虎はさすがに仕切りがあった。
サーバル。
21:30のショーを見たかったので最後の方はかなり早足だったのだが、息が上がらないのに驚いた。ピラティスとジムのおかげかもしれない。だが腰と足は普通に痛かった。
Creatures of the night show.
大入り。
これはぜひ見るべき。司会の女性がコミカルで面白い。
基本は英語なのだが、最後に「フラッシュ撮影は禁止です」というフレーズを各国語でアナウンスしていた。日本語、韓国語、中国語、インドネシア語、マレー語、ヒンディー語、ドイツ語などなど。
演目①はビントロング。ビントロングとは、ジャコウネコ科に分類されるネコ目。英語ではベアキャットとも呼ばれる(以上wikipediaより)。
男性の肩に乗っているのがビントロング。確かに猫のような熊のような。
木の上をスルスルと移動して再び肩に降りる。
演目②。子供のボランティアを募る。
選ばれた女の子に、司会が「ボランティアの内容を知ってる?」と聞き、当然知らないと答える子供に対し、エコーの効いた声で「自分の身に何が起きるか知らないのね…」と言いながら後ずさりしつつ照明が暗くなる、という脅しあり。
すぐに明るくなって、箱の匂いを嗅いで中身を当てるという任務を与えられる女の子。バナナ?という答えに対し、「Yeah!! Mango!!!」と応える司会。さらに空箱も含めて地面に並べるという任務を与えられる女の子。
白い狸が出てきてマンゴーの入った箱を探し当て、口に加えて去っていった。
演目③。客席後方から舞台まで、頭上を音もなく飛んでいったフクロウ。
演目④。客席右後方の茂みが派手に揺れて悲鳴が聞こえ、司会が大人のボランティアを2人募る。緊急事態だから走って!と言われて舞台袖に消えていったボランティアは、スタッフとともに大蛇を抱えて帰ってきた。
再び出てきてゴミ箱を漁り、司会に咎められる白狸。
演目⑤。ゴミを分類するカワウソ。缶を拾って、ゴミ箱に入れる前になぜかクルクル回す。
缶を二つ拾って、カワウソは舞台袖に消えてしまった。司会が、「はいはい、あとは自分でやれってことですね」と言いながら残りのゴミを分別。
これでショーは終わり。最後に動物たちと写真を撮ることができる。
22:30のバスに乗って帰る。かなり時間が足りないと感じたので、帰りは時間が自由になるタクシーで帰った方がいいかもしれない。
Arcadia Hotelは部屋もこじんまりだったが新しいのか綺麗だった。洗面台はTOTO。シャンプー類がロクシタンだったので好印象。