シンガポール②
2017年7月9日(日)曇り
今日はGardens by the bay(植物園)へ。今夜宿泊予定のマリーナベイサンズに荷物を預ける。サンズはタワー3棟と船1つで構成されており、タワーには南から1,2,3と番号が振られている。
タワー1の内側。蜘蛛の糸のような、凡人の理解を超えるタイプのオブジェ。
植物園とサンズは歩道橋で繋がっている。歩道橋へは、タワー1を出て右へ、さらに右折して渡り廊下を行く。
突き当たりまで行くと右手にエレベーターが見えてくる。6階まで上がる。といっても1と6というボタンしかない。
降りて左へ。一度サンズの中に入る。入り口上部には金属板がたくさんぶら下がっており、風が吹くと揺れて、さざ波のように見える。
植物園への歩道橋。
遠くに見えるSupertree Grove(樹状のもの)、 Cloud Forest(ナウシカのオームに似ている)とFlower Dome(平たく白いドーム)。
湾曲しているサンズのタワー部。
船底。
突き当たりまで行くとスーパーツリーグローブが正面に見える。エスカレーターで地上へ。
植物園の全体マップ。先ほどのクラウドフォレストとフラワードームは有料だが、その他は無料で見ることができる。
早速見つけたトケイソウ。
植物園から見るマリーナベイサンズ。
スーパーツリーグローブ
を囲むように、各国の植生をテーマにした庭が配置されている。
これは確か中国。
これは確かインド。
真ん中の細い枝が寄り集まったような巨大樹は、バンヤンツリー。タイでもレストランの名前等によく使われている。
クラウドフォレストに到着。
入口は写真左の階段下にある。
エカマイゲートウェイの地下一階にある旅行代理店で、25%引きで購入したクラウドフォレスト・フラワードーム共通チケット。
入場してすぐ現れる、緑の山と滝。
巨大な生き物のよう。
周辺にももちろんたくさんの緑。しかしラフレシアや食虫植物などはレゴ。
エレベーターで最上階のL7フロアまで上がり、スロープを歩いて緩やかに降りてくる。
滝の裏側。
ラピュタ感のある配管。
暴力的な緑。
スロープを歩く。
網目から見えるマリーナベイサンズ。
木の名前でもなく植えた年月日でもなく、Bobが選びましたという謎のタグ。
網目から見えるスーパーツリーグローブ。
緑が濃い。
喋りだしそう。
緑の雪崩。
説明板もお洒落。
緑の窓から覗くマリーナベイサンズ。
張り出しスペースから見上げた滝。
見下ろした滝。
鍾乳石や鉱石の展示もあった。
樹の頂点が見えるフロア。
出口直前にあるオブジェ。さて何匹の動物がいるだろうか。
続いてフラワードームへ。
これまた美しいドーム。
ドーム内地図。
まずは左手へ。オーストラリアエリア。
鱗のような樹。
可憐な花。
半分消えている、ホラーな家族。あるいは現れるところなのかもしれない。
ドーム内にあるカフェ、Pollen(花粉)で休憩。
テーブルは予約で一杯だったので、カウンターへ。
オペラと抹茶タルト。
すらっとした立ち姿が美しい。
カメリア(乙女椿)。
紫陽花野原。
花の中に時々あるキノコのようなものは
ライトだった。
花、花、花。
カモ。
ニワトリ。
出入口に戻って右手へ。とんでもない棘のサボテン。
多肉植物。
チェシャ猫。
アリス。
赤の女王。
ちょっと気持ち悪いサボテン
にも花がある。
霜が降りたように白い多肉植物。
これも素敵。
一部だけ伸びて花が咲いたものは、ダチョウのように見えた。
夜のイベントが多いので、早めに夕ご飯。Red Houseロバートソンキー店で、シンガポール名物チリクラブを食す。
内観。綺麗。店員もにこやかで感じが良い。
通常チリクラブは時価なのだが、ベルトラのオプショナルツアーで50SDのコースを事前に予約。
白身魚のわさびソース。
海老のクリスピー揚げ。
ブロッコリーのガーリック炒め。
どれも美味しかった。
そしてチリクラブ。予想を大きく超えてきた。
ざっくりと割ってあるが、ペンチでさらに小さく割る必要がある。
ハサミの大きさと皿の汚さよ。
海鮮チャーハン。もとはこれの三倍ほどあった。
タピオカとポメロをマンゴースープに浮かべたもの。
残り少ない命のカニ。
マリーナベイサンズにチェックイン。
お洒落なチェックインカウンター。
最初、部屋は5階だと言われた。もう少し上の部屋にできないかと聞いたら、30SDで37階の部屋に変更できるとのこと。宿泊料金本体に比べたら大きな金額ではないと思ってしまったことと、金額に比して階数の上がり幅が大きいことから、37階に変更することにした。シンガポールはお金がかかる。
カウンター上にあった電子パッドに表示されていた、サンセットサンズ。
さて、長い夜の始まり。まずは夜景ショー①、サンズ西のショッピングモール前ウッドデッキで行われるSpectraへ。もとはWonder Fullと呼ばれていたショーで、最近名称と内容が変わったらしい。上映時間も少し変更されていて、20時と21時(金土は22時も)から15分程度。
http://www.marinabaysands.com/entertainment/spectra.html
ショッピングモール内を抜けると、
すごい人だった。
20時になり、ショーが始まる。
ミストでスクリーンを作り、そこに映像を投影する。スクリーンは中央と左右に合計3つ。抽象画のような映像が多かったが、3つのスクリーンにまたがって鳥が飛ぶシーンもあり、雄大な音楽にマッチしていた。
これはたぶん鳥。
クライマックス。写真を斜めに走る光はサンズからのレーザービーム。
ショー終了後、左手に見えた摩天楼。
さらに夜景ショー②。ガーデンズバイザベイで行われるOCBCガーデン・ラプソディー。19:45と20:45から15分程度。
ショー前のライトアップも綺麗。
振り返ればマリーナベイサンズ。
ショーは、スーパーツリーグローブの領域内、右奥の芝生で見ると良い。
芝生からの眺め。
20:45になり、アナウンスが流れ出す。音楽の展開に合わせてライトが変わるので、見ていて飽きない。音楽はオペラ座の怪人やマンボなど馴染みのあるものが多い。
ショーが終わり、マリーナベイサンズへ続く歩道橋から。
観覧車が川に映っていた。
さらにタクシーでマーライオン公園へ。
見向きもされない、可哀想な小さい方の マーライオン。
大きい方のマーライオンとマリーナベイサンズ。
マーライオンと摩天楼。
マリーナベイサンズ。
ホテルに戻って、いよいよ部屋に入る。
34階以上とそれ未満でエレベーターが分けられている。
廊下。
廊下の突き当たりにある窓から見えた夜景に思わず歓声。
部屋のドアを開けたらカーテンが勝手に開いたので叫んだ。
ドアからベッドまでのスペースが無駄に広い。ベランダから部屋を見たところ。
ベランダからの夜景。植物園が一望できる。湾側の景色が見られる部屋は確か47階以上のみ。
ベランダはとても狭い。
カウンターでタイから来たと言ったためか、タオルは象の形。
さらに屋上のインフィニティプールへ。エレベーターホールの窓から見える湾側の夜景。
プールエリアには、1人1枚ずつ渡されたルームキーを改札にタッチして入る。廊下。
プールの縁から見る夜景。
プールの使用可能時間は6:00〜23:00まで。22時50分に滑り込んだのだが結構な人がいた。23時になり、ホイッスルが鳴り響く。皆あっという間にプールサイドへ。
がらんとしたインフィニティプール。
今夜最後のイベント、カジノへ。この時点で23:30だったが、2人ともまだ元気。
タワー1中ほどのエスカレーターからショッピングモールに降りて、案内表示に従って地下を行く。
到着。
中は撮影禁止。1階は喫煙、2階は禁煙、3階以上は最低賭け金が高いハイクラス用。とんでもなく広い。後で調べたところによると、そもそもマリーナベイサンズはカジノリゾート運営会社が作ったそうだ。それならあの広さも頷ける、というくらい広い。
バカラやポーカー等のカードゲーム、サイコロ、スロット、ルーレット等、何でもある。ディーラーがいるアナログタイプの他に、ゲームセンターのゲームのような機械に座ってやるデジタルタイプも多かった。
ルールがわかるのはルーレットくらい。それもなんとなくしかわからない。機械式は信用できないので、人が手で回すタイプのアナログ式を探し求めてぐるぐる歩く。2階にあった。コインは各テーブルで購入する。両替商もある。
日本人のディーラーがいたので、ルールや仕組みについて色々話を聞いた。ルーレットのルールは簡単で、赤と黒に塗り分けられた0,00,1〜36までの数字のどこに球が落ちるかを以下のルールに従って賭ける。以下計算を簡単にするため0,00の存在は無視してざっくり説明する。
①確率1/2(偶数or奇数、赤or黒、1〜18 or 19〜36)
②確率1/3(1〜12,13〜24,25〜36等)
③確率1/6(1〜6,7〜12等、上下2列の数字にかける)
④確率1/9(1,2,4,5等、隣接する4つの数字にかける)
⑤確率1/36(数字1つにかける)
当たる確率が下がるほど配当率も上がる。
当たりやすい①②は、最低賭け金が高めに設定されている。さらに厄介なのが、テーブルによって最低賭け金が異なること。残念ながら日本人ディーラーのテーブルは①②の最低賭け金が10コインから。サンズのカジノは1コインあたり5SD。50SDしか使わないつもりだったので、このテーブルだと①②に賭けて負けたら即終了となってしまう。
仕方なく向かいのテーブルに移る。ここは①②の最低賭け金が5コイン。まず①に5コインかける。ディーラーが"Next spin. "と言ってルーレットを回す。回転が緩くなってくると、ベルを鳴らして"No more bet. "と言う。これより前なら賭ける場所を変えることができる。外れた。
その後はいっぺんになくすのが惜しいので③に1枚ずつ賭ける。一回夫が当てたが、その後は減る一方。
コインが残り一枚になったところで、アジア系の見知らぬ中年男性が私たちのテーブルに座った。500SD(約5万円)を無造作にテーブルに出す。私達の10倍の量のコインを受け取る男性。2つに分けたコインをさらに4分割して0,00,26,32に賭ける。外れる。もう一度同じところに賭ける。なるほど同じところに賭ける方が確かに当たりやすいような気がする。しかし外れる。あっさりなくなる5万円。
再び男性が500SDを机に放り出す。同じように賭ける。しかし外れる。残りのコインを、やはり同じように賭ける。しかし外れてしまった。席を立つ男性。私達のすぐ横で、約10万円があっという間に消費された。
手元にある残り1枚のコインを賭ける。外れた。これで私達のカジノも終わり。お金持ちの遊びを垣間見ることができて面白かった。
部屋に帰ったら1時。泥のように眠る。