東のバンコク日録

東のバンコク日録

バンコク駐妻の日録です。

カンボジア旅行③

2017年2月13日(月)晴れ

最終日はベルトラで頼んだツアーで郊外遺跡をまわる。日本語ガイド付き。

 

①バンテアイ・スレイ

女の砦、という意味。主に赤色砂岩とラテライトで作られており、東向きなので特に午前中は赤く燃えるように見える。

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ここはシヴァ神とヴィシュヌ神に捧げられた寺院であるため、彫刻もこの二神に関するものが多い。

ヴィシュヌ神の妻、ラクシュミーが象の聖水で身を清めているところ。

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牛に乗るシヴァ神とその妻パールヴァティーシヴァ神は大体妻と一緒におり、しばしば牛に乗っている。

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南東の小高いところから、中央祠堂を一望できる。

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南塔の、東洋のモナリザと呼ばれる美しいデバダー。開口部に向かって右側がそれ。

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作家のアンドレ・マルローが盗掘しようとして逮捕された曰く付きの彫像。

iPhoneではこれが限界。

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北塔の開口部向かって左側にある、同じく美しいデバダー。これが限界。

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出口のところで、楽隊が演奏していた。遺跡の近くには大体こういった楽隊がいる。ガイドの方曰く、彼らは障害者らしい。

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②クバール・スピアン

川の源流、という意味。川の中に彫刻があり、上流まで1.5キロほど歩く。

最初は平坦。

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徐々に険しくなってくる。

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道中にはこんな巨岩や、

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カエルに見えるという巨岩もあった。

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横道にも、消えかけている彫刻がある。

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見えにくいが人が何人か並んでいる彫刻。

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彫刻のある上流に着いた。疲れていて頭が回っておらず、全体像がない。乾季だったので川は細々としており彫刻は露わになっていた。

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これはレプリカ。

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他にも彫刻が。

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川の透明度はそれなりに高く、茶色に見えるのは苔の色だそう。

遺跡とは全く関係ないが、なんとパイナップルが生えていた。

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ここまでくるともはや執念しか感じない。

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牛に乗って婚礼に向かうシヴァ神とその妻。

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 少し下ったところにある滝。

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ガイドの右腕に縫い付けられた印が気になったので聞いたところ、シェムリアップのガイドの資格を有することを証するものらしい。アプサラ基本形。

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お昼はお弁当が付いている。クメール風らしいが、日本のお弁当という感じ。

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③ベン・メリア

花束の池という意味。ここはラピュタに似ているということで日本人に人気がある遺跡。ここはアンコールチケットとは別にチケットが必要。5ドル。

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南門は崩壊しており、ここから入ることできない。

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その横の、もとは入り口でもなんでもない塀が崩れたところに木材の階段が設けられており、そこから入る。遺跡内には木製の回廊ができており、基本的にそこを歩く。瓦礫の上を歩けるかと期待していたので、少し残念。

塀はもう物の見事に崩れきっている。

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ここは見つかった当時の状態で保存されている。森に飲み込まれつつある雰囲気が売りらしい。

塀を押し上げている根。塀が湾曲してしまっている。

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木が絡まる塀。

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かつて屋根があった回廊。アンコール遺跡の屋根は、このように石を少しずつずらして作られている。

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 偽窓。

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ラピュタの音楽が頭の中を流れる。

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これは蓮の花の彫刻なのだが、ガイドさんが日本人には怒ったアンパンマンに見えるらしいよと言われたため、もうそういう風にしか見えない。

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木製の回廊はこんな感じ。

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当時彫刻した人が見たらショックを受けるであろうと思われる。落ちている石材。

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なぜか綺麗に残っているナーガ。

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最後にさらっと見たところだけど、これはもう完全にラピュタ

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前評判どおり素晴らしかった。

 

ホテルに帰ったらシャワーを貸してくれた。Nita by Voはとってもいいホテル。

 

シェムリアップ空港から帰る。初めてのカンボジアはとても楽しかった。

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